今まで、あんまり気にしてなかったけれど、4コマをやるようになってから、友蔵の言葉遣いがやたらと気になるようになってきた。
友蔵は、「○○じゃよ」とか「○○じゃのう」等と言うが、今どきそんな言葉遣いをしている年寄りなんて見た事ない。今どきというか、私が子供の頃からそんな言葉遣いをしていた年寄りはいなかった。
じゃあなんで友蔵にそんな言葉遣いをさせたのかというと、単にイメージだったのだ。
年寄りはああいう言葉遣いをさせりゃ、年寄り臭い感じがするだろう、と。『まんが日本昔ばなし』の影響も大きい。あれに出てくる年寄りがみんな「○○じゃのう」とか「○○じゃよ」と言っていたので、それでいいやと思ったのだ。
で、これまでずっとそれで通してきたわけだが、新聞の4コマをやるようになり、全国のたくさんのお年寄りがあれを読んで下さっていると思うと、「友蔵って、一体いつの時代のじいさんだよ。相当昔だよね、コレ」と言われているんじゃないか…と心配になってきたのだ。
テレビに出て来る友蔵ぐらいの年齢の人達を見ても、みんな普通にしゃべっている。今のところ「○○じゃよ」なんて言ってる年寄りを見た事ない。
友蔵はこれいいんだろうか…そう思い、たまたまミッちゃんがいたので相談してみると、「ああ、そういえば誰もそんな喋り方してないですよね。私も『日本昔ばなし』でしか見た事ないですけど…。でも、まァいいじゃないですか。もしかしたら日本のどこかでそういう喋り方してる老人もいるかもしれないですしね。岡山とか広島の方とか」と言った。
ミッちゃんは、岡山とか広島の老人の喋り方を知るはずないのに、適当に言ったのだ。そもそも、友蔵は岡山とか広島とか、或いは日本のどこかの老人ではなく、静岡県の清水の老人だという事はハッキリしている。
どうせ友蔵の事なんて、日本昔ばなしに一回しか出てこないじいさんと同じ程度にしか思ってないのだろう。ミッちゃんは友蔵の事より、浦和レッズの方が大切なのだ。
これがミッちゃんじゃなく、多田さんにでも相談してりゃ、もっと真面目に答えてくれただろう。多田さんなら、近所の図書館へ行き、「○○じゃのうというような使い方は、明治中期ぐらいまでで、今では地方によって少しですが使っている方もおられるようです。でも、友蔵はこれでみんな馴染んでいるので今さらあえて気にしなくてもいいと思います」と言うだろう。
結局、推測による多田さんの結論と、適当なミッちゃんの結論は同じで、友蔵はこのままでも良いという事になった。たぶん他のスタッフも、ミッちゃんよりは真面目に、しかし多田さんよりは気楽に「友蔵はこれでいいと思います」と言うだろう。
うちのスタッフだけじゃダメだ。あまりにも簡単に察しがつきすぎる。
これから、出版社の人達や男子の会のみんなや、友人知人にいろいろ意見をきいてみようと思う。
と、今は思ってるけど、きき忘れるかも。だって飲んでる時とかに、友蔵の話なんてしないしなァ…。
皆さんは、友蔵これでいいと思いますか?
おわり


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